シングルマザー(母子家庭)の生活費、月にどれだけ必要?
ライター 天守閣ノボル
紙媒体からWEB媒体に活動の場を移し10年目のアナログライター。小学生と保育園児、2人の子をシングル育成中。兄妹仲悪し。

月々の生活費、他のシングルマザー(母子家庭)はいくら?
シングルマザーで子どもを育てていくには、いったいどれくらい収入があったらいいのでしょうか?
「実家暮らしだから月15万円あれば暮らしていける」という方もいれば、「親に頼れないので月20万円以上収入があっても生活費が足らない」という方もいます。
毎月必ずかかるお金を算出してみよう
「いくら必要か?」を算出するなら、毎月絶対にかかるお金を足していくのがイチバン簡単。おおまかに、子どもと生活するためにかかるお金には以下のようなものがあります。
- 家賃(ローン)
- 食費
- 日用品
- 雑費
- 水道光熱費
- 通信費
- 学用費・教育費
- 保険
最低限のものだけでもこんなにあります。
外食したり、洋服を買ったり、子どもと遊びに行ったりするお金を入れると、さらに多くなることになります。また、子どもが成長するほど教育にかかるお金も大きくなっていきますので、貯金もしておきたいところ。毎月ギリギリ回るぐらいの収入で貯金分に回すお金が残らないようでは、なにかあったときには対応できません。
シングルマザーの収入事情は厳しい?
出典:厚生労働省「平成23年度全国母子世帯等調査結果報告」
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002j6es.html
実際のシングルマザーは、どれくらいの収入があるのでしょうか。
厚生労働省の「平成23年全国母子世帯等調査」によれば、母子世帯の母自身の平均年間収入は223万円。そのうち、就労収入は181万円でした。平均年収は、生活保護、児童扶養手当等の社会保障給付金などを含めた金額です。
月々の収入で考えると、シングルマザーが仕事で稼いでいるお金は、毎月15万円程度。各種手当を含めると、18万6,000円くらいの収入になります。母子2人でも、決してラクに生活できる金額とはいえませんし、2人以上子どもがいるご家庭では、さらに厳しい懐事情になっているかもしれませんね。
利用できるものは利用しよう
シングルマザーは働くにしても制約がいろいろとあります。子どもが小さければ、短時間のパート勤務しかできない場合もありますので、「どうにかあるお金でやりくりする」ことを考えなくてはならないですよね。
どうしても暮らしていけないという場合は、生活保護や、母子のための資金貸付制度がある自治体もあります。利用できるものは利用して、少しでも生活がラクになる方法を検討しましょう。